好きな物に囲まれて、自分を大切にする素敵な生活を

クローゼットからはみ出さんばかりの洋服。シーズンオフの物は2階の寝室にもびっしり。「またいつか着るかも知れないから。」と捨てられずに、でも袖を通すこともなく何年もハンガーにぶら下がっている洋服たち。しかも高い服ほど着る機会は少ないんです。子どもの入学式、卒業式、親戚の結婚式・・・。1度か2度しか着ていない高価な服。ちょっと出かける時に着るブラウスだって、汚しちゃもったいないからと気軽に着られません。

 「ああ、私って何のためにお金を使ってるの?誰のためにがんばって働いてるの?」けちくさい性格から解放されたら、どんなに素敵なくらしが待っていることか。最近、巷から聞こえてくる「断捨離」という言葉がどんどん魅力を増して私に迫ってきました。「私も自分のためにすてきな毎日を送りたい!」

 5月晴れのある日、私は一大決心をして、服を分け始めました。まだ着る服、娘にやる服、リサイクルショップに持って行く服、捨てる服。どんどん、クローゼットのポールには隙間ができ、それを見ていると、何か心がすっきり。クローゼットをきれいにしたら、我が家を大事にしている感覚に。「これからは自分が本当にいいと思った服だけを買おう。安いからって飛びつかない。少し高くてもいいと思ったら買って、そのシーズンに思いっきり着て楽しもう。」そう心に決めました。しゃきっと背筋を伸ばし、そう思う自分が、何かちょっと素敵!

 もう一仕事。次に整理するのは食器です。結婚の時に買った食器、もらった食器、実家から持ってきたもの・・・。これらが食器棚の中でごちゃごちゃと、やっとのことで自分の居場所を確保しています。服の整理で気持ちが大きくなった私は、笑顔でどんどん整理を進めます。今まで好きな食器は大事にしまってお客様の時だけ登場させていました。「でも、それ変じゃない?」お客様なんてそんなに度々あるものでもないのに、その時しか好きな食器を使えないなんて。自分の好きな食器で毎日の食事の時間を豊かにする方がずっと素敵です。それから私は大好きな窯元のコーヒーカップで毎日コーヒーを飲み、お肉も魚もお野菜も果物も、その料理や食材が一番喜ぶだろう食器に盛りつけをするようになりました。もちろん、どうでもいい食器とはすべてさよならです。

 せっかくの人生。自分の好きな物だけに囲まれて、自分を大切にくらしたい。これが今私が思う素敵な生活です。